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新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策で面会謝絶の病院が取り組み
テレビ電話を使った遠隔面会の実際

 新型コロナウイルス感染症COVID-19)の院内感染対策として、多くの病院が入院患者の面会を中止した。一部では、「終末期医療の現場にテレビ電話面会を広めるプロジェクト」のクラウドファンディングも行われている(関連記事:テレビ電話面会は終末期医療の新たな選択肢)。テレビ電話を用いた遠隔面会に取り組んでいる病院に、感触を聞いた。

手を握れなくても表情が良くなる
 医療療養病床78床を有するまちだ丘の上病院(東京都町田市)は、2月末に面会を中止すると同時に、平日限定でテレビ電話による遠隔面会を始めた。用いているのは、 米Microsoft(マイクロソフト)傘下の無料通話ソフト「Skype(スカイプ)」だ。

 遠隔面会を希望する患者家族はまず、電話で病院に予約を入れる。事務職員が予約表に記入し、当日を待つ。当日は、患者家族はまちだ丘の上病院のそばにある建物にまで来る必要があるが、建物内にあるパソコンの前に座る。病棟にいる事務職員がiPadを持って患者を映し、Skypeでつなぐことで、患者の様子を見たり会話することができる。まちだ丘の上病院経営企画室の加納一樹氏は、「当院は寝たきりの患者さんが多く、話しかけても返事がないことはあるが、顔を見られるとご家族は安心されるようで、週に1回、毎回予約を取って来られるご家族は少なくない」と言う。

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