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JAMA Pediatrics誌から
COVID-19小児患者の系統的レビュー
1065人のほとんどが軽症、1~2週間で回復、PICU入院は1例

 SARS-CoV-2の感染予防戦略や、COVID-19に対する最適な治療を明らかにするための努力が続けられているが、成人患者に比べ小児患者に関する情報は少なかった。イタリアFondazione IRCCS Policlinico San MatteoのRiccardo Castagnoli氏らは、2019年12月1日から2020年3月3日までに公開された論文の中から、19歳以下のSARS-CoV-2確定例が含まれていたものを選んで、小児と思春期の患者の特徴を分析し、JAMA Pediatrics誌電子版に2020年4月22日に報告した。

 小児と思春期の確定例の臨床症状や感染経路、適用された診断検査と治療、予後(入院、ICU入院、死亡など)などについて報告していた、後ろ向きの横断的研究とケースコントロール研究、ケースシリーズ研究、症例報告や、紀要、各国の報告などを、PubMed、コクランライブラリ、CINAHLから選出した。815本の論文を同定し、それらの中から条件を満たす18本を選んで、系統的レビューの対象とした。17本が2020年2月に、1本が3月に公表されていた。1件の研究がシンガポールで行われていたが、あとは全て中国で行われた研究だった。

 それらの報告に含まれていた19歳以下のSARS-CoV-2確定例は1065人で、うち444人が10歳未満、553人は10~19歳だった。2件の研究にそれぞれ1人ずつ新生児が含まれており、5件には乳児が含まれていた。17件の研究が武漢の旅行歴または感染した家族との接触歴を記載していた。すべての患者の診断に、鼻咽頭スワブを標本とするPCR検査が用いられていた。

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