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特別寄稿◎国際血栓止血学会COVID-19暫定ガイダンスの応用
血栓止血学から見たCOVID-19の診断と治療戦略
ISTH interim guidance on recognition and management of coagulopathy in COVID-19

2020/05/06
丸藤 哲(札幌東徳洲会病院救急集中治療センター救急センター)

 Severe acute respiratory syndrome coronavirus 2(SARS-CoV2)が引き起こす新疾患、coronavirus disease 2019(COVID-19)の世界的流行の中、おびただしい文献が公表され本疾患の全貌が解明されつつある。血栓止血学の分野では、Tangら1)の報告を嚆矢として凝固線溶異常がCOVID-19の病態に深く関わり、予後に大きな影響を与えることが明らかになった。この世界的認識を受けてInternational Society on Thrombosis and Haemostasis (ISTH、国際血栓止血学会)は、COVID-19の凝固線溶異常への暫定的対応方針(ガイダンス。以下ISTHガイダンス)を公表した2)。本小稿は、ISTHガイダンス及びその後に公表された文献に基づき、我が国での具体的COVID-19対応方針を概説する。

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