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thrombosis and haemostasis誌から
DダイマーはCOVID-19患者死亡を予測する
2.0μg/mL以上の患者は院内死亡リスクが高い

 COVID-19で死亡した患者は、入院時のDダイマー値が顕著に上昇していたことが報告されていたが、死亡リスクの予測精度は明らかではなかった。中国武漢亜州心臓病医院のLitao Zhang氏らは、武漢市の病院に入院したCOVID-19確定例を対象に、入院時のDダイマー値を用いてROC曲線を検討し、院内死亡の予測において最適なカットオフ値は2.0μg/mLだったと報告した。結果はthrombosis and haemostasis誌電子版に2020年4月19日に掲載された。

 著者らは、Dダイマー値の上昇が患者の死亡を予測するかどうかを検討するために、武漢亜州心臓病医院に、2020年1月12日から3月15日までに入院した18歳以上のCOVID-19確定例で、生存退院か死亡かが判明していた患者の医療記録を後ろ向きに分析することにした。これらの患者は、入院から24時間以内に採取された血液を対象とする各種生化学検査を受けており、そこにDダイマー値も含まれていた。

 対象者は分析に必要な情報がそろっていた343人。年齢の中央値は62歳、範囲は18~92歳、50.3%が女性で、37.6%が65歳以上だった。このうち13人の患者が入院中に死亡していた。

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シリーズ◎新興感染症
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