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寄稿◎新型コロナウイルス感染症
CPA症例が新型コロナ感染者だったとき
医師が責任を負う形でDNARの同意を得るプロセスの検討

2020/04/13
大森 崇史(飯塚病院)、木澤 義之(神戸大学医学部附属病院)

はじめに

著者の大森崇史氏

 執筆時点で新型コロナウイルス感染者は世界で120万人を超え、6万人以上が死亡したと報告されている。イタリアのロンバルディア、米国のニューヨークなど爆発的に感染者が増えている地域では限られた人工呼吸器の分配、心肺停止時の感染防御、治療の差し控え・中止などの様々な医療問題と直面している。

 2020年3月27日にJAMAにThe Importance of Addressing Advance Care Planning and Decisions About Do-Not-Resuscitate Orders During Novel Coronavirus 2019 (COVID-19)1)と題した論文が掲載された。これは「重篤な基礎疾患がありCOVID-19感染症のため呼吸循環不全に陥っており、心肺蘇生(CPR)を行うことが医学的に無益であると考えられる患者・家族に対する望ましいDNARオーダーに関するインフォームドアセント(医師が責任を負う形でDNARの同意を得る)のプロセス」について述べられている。以下に、その要点を紹介したい。

連載の紹介

シリーズ◎新興感染症
新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)および新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関する話題を中心にお届けしています。

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