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NEJM誌から
武漢小児病院の入院患者171人の特徴
重症化する患者は少ないが腸重積があった1人は死亡

 中国政府から武漢市で16歳以下のSARS-CoV-2患者の治療施設に指定されていた武漢小児病院のXiaoxia Lu氏らは、1月28日から2月26日までに同病院に入院したSARS-CoV-2感染確定例171人の特徴を、NEJM誌電子版のCORRESPONDENCEに2020年3月18日に報告した。

 COVID-19患者7万2314人のデータをまとめた中国疾病予防管理センターによる報告では、10歳未満の患者は患者全体の1%に満たないことを示していた。著者らは、小児のCOVID-19の特徴を明らかにするために、確定例または疑い例との接触歴があった、症候性および無症候性の小児患者のデータを分析した。

 同病院を受診した1391人の小児から鼻咽頭スワブまたは咽頭スワブを採取し、PCRを行って、SARS-CoV-2を検出したところ、計171人(12.3%)についてSARS-CoV-2感染が確定した。これらの患者の臨床転帰を2020年3月8日まで追跡した。

 小児患者171人の年齢の中央値は6.7歳(範囲は生後1日から15歳)で、1歳未満が18.1%、1~5歳が23.4%、6~10歳は33.9%、11~15歳は24.6%だった。男児が60.8%を占めていた。肺炎と診断された患者は111人(64.9%)、上気道感染の症状があったのは33人(19.3%)、無症候性の感染者は27人(15.8%)だった。12人の患者の胸部CT画像には肺炎を示す変化が認められたが、症状は全く現れなかった。

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