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ケースリポート◎かかりつけ医が今、できることは?
普通の「風邪」に紛れ込む新型コロナへの対応
動線確保、有症状への胸部X線検査から院内環境の消毒まで

写真1 「感染症向け入り口」に設定した診療所の内玄関

 普通の風邪で受診する患者の中に、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が紛れ込んでいる可能性がある。感染から患者や職員を守りながら、いかにしてかかりつけ医機能を維持すべきなのか。COVID-19まん延期に向けた取り組みを追った。

 「岡山県では感染報告が少数にとどまっており、まだまん延していないと考えている。しかし、いずれ多発することを考えて対策を講じている」。こう話すのは、岡山市で飛岡内科医院を開業する飛岡宏氏。2009年に発生した新型インフルエンザの際の経験を基に、診療所を継続するための方策に着手した。

 まず取り組んだのは、感染症が疑われる患者と普通の患者の動線を分けること。現在も、外来患者は普通に通院しており、風邪の症状で受診する人もいる。その中には、インフルエンザやCOVID-19の患者もいると考え、通常の入り口とは別に、診療所の内玄関を「感染症向け入り口」に設定した(写真1)。

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