日経メディカルのロゴ画像

寄稿◎一救援者の体験から(1)COVID-19の病像について
ダイヤモンド・プリンセス号の経験が教えること
無症状・軽症から重症化する場合はスピード早いという印象

2020/03/16
山畑 佳篤(京都府立医科大学 救急医療学教室)

 全国各地で新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のクラスターが発生し、疫学的リンクのたどれない症例が発生しています。今なお新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)のPCR陽性者が確認されていない県もあり、まだ見ぬ症例に対して準備を整えている段階のところもたくさんあると思います。世界的にはWHOもパンデミック宣言を出しており、感染が広がっている段階であることは間違いなく、いずれ日本でも多くの医療者がCOVID-19に対峙することになると思います。

 以下の内容は、日本DMATの一員として、ダイヤモンド・プリンセス号(以下DP号)に関わる医療支援活動の中で、個人的に経験したことを皆さんと共有するために記します。DP号は、一定の限られた集団の全員に対して、症状の有無に関わらずSARS-CoV-2のPCR検査を行った稀有な事例であると考え、公開されている情報ともに一個人の体験・感想を生の声で伝えることにも意味があると考え、発信します。

この記事を読んでいる人におすすめ