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BMJ誌から
検査チームをCOVID-19疑い患者の自宅に派遣
地域医療を確保するための英国の対策

 英国ロンドンの一部地域では1月末から、ウェールズでもそれ以降に、不必要な医療施設受診と救急車の利用を減らすために、COVID-19が疑われる患者に対して、在宅でRT-PCR検査用の標本採取を実施している。Elisabeth Mahase氏によるレポートは、BMJ誌電子版に2020年2月14日と20日に掲載された。

 Mahase氏によると、Londonでは、医師らによって構築されたシステムが試験的に実施された。COVID-19が疑われる患者に対する在宅標本採取の試みは1月末にNorth West London NHS Trustで始まり、2月半ばにはUniversity College London Hospital、St. George's University Hospital、Guy's and St Thomas' NHS Foundation Trustでも行われるようになった。開始から2週間で、130人を超える人々がこの方法でCOVID-19の検査を受けた。

 在宅標本採取を企画したのは、Northwick Park HospitalのLaurence John氏だ。ある日の午後、 London市内で、新型肺炎が疑われる患者に検査を実施するために病院に搬送した救急車25台が、消毒を行う間、出動できなくなったことを問題視しての発案だった。救急車の消毒は、1台当たり最大で8時間を要する。

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シリーズ◎新興感染症
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