2019年3月、公立福生病院(東京都福生市)で腎臓病患者が人工透析治療を中止する選択をした後、死亡に至ったことを批判する報道が社会的な注目を集めた。ただし、同時期、医学的な理由などで透析導入を見合わせた(透析非開始)症例は917例、終了は492例であり、透析見合わせや終了がまれではないことが、全国調査の結果として示された。慢性腎臓病(CKD)への介入が進歩して透析導入年齢が高齢化し、その結果、様々な合併症を有する患者が増えたことなどで、透析非開始や終了は、特に高齢腎不全患者への一つの選択肢となっている。
シリーズ◎どうする? 人生の最終段階を迎える患者の診かた
トレンド◎全国調査で透析の見合わせ・終了の実態が初めて明らかに
全国での透析見合わせ・終了は2年で1409例
2022/05/17
小板橋律子=日経メディカル
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連載の紹介
シリーズ◎どうする? 人生の最終段階を迎える患者の診かた
人生の最終段階を迎える患者をどう診察していくべきか。
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