慢性心不全患者の約半数が合併するといわれている鉄欠乏。心不全患者の予後不良に関連するとされているが、今のところ鉄補充によって予後が改善したという報告はなく、日本循環器学会のガイドラインでは心不全患者に対する鉄剤の投与は推奨されていない。一方、鉄欠乏を是正することで、息切れや疲労感など「心不全だから仕方ない」と見なされがちな症状をある程度、改善できる可能性もある。心不全診療では鉄欠乏をどのように捉え、介入すべきだろうか。
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連載の紹介
シリーズ◎心不全を克服せよ
心不全患者が急増する「心不全パンデミック」の到来に危機感が強まる中、新薬や最新技術の登場により心不全治療は大きく変わりつつある。令和時代の心不全治療、その最先端を追う。
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