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NEWS◎心房細動が全身の炎症を誘導するメカニズムが明らかに
心房細動で放出される“裸”のミトコンドリアDNAが炎症を引き起こす
ミトコンドリア由来cfDNAが心房細動のバイオマーカーに?

心房細動による炎症反応誘導のメカニズムを解明した東京医科歯科大の笹野哲郎氏

 心房細動によって全身の炎症反応が誘導されるメカニズムが明らかになった。また、心筋細胞が放出するミトコンドリア由来セルフリーDNA(cfDNA)が心房細動の早期発見や重症化の予測マーカーになる可能性が示された。

 2021年3月、東京医科歯科大学循環制御内科学分野教授の笹野哲郎氏と同大循環生理解析学分野助教の山添正博氏らの研究グループがScientific Reports誌で報告した(Yamazoe M, et al. Sci Rep. 2021;11:5837.)。心房細動では、高頻度に興奮した心筋細胞からcfDNAが放出され、そのうちミトコンドリア由来のcfDNAが自然免疫受容体に認識されることで、炎症反応が生じるという。


連載の紹介

シリーズ◎心不全を克服せよ
心不全患者が急増する「心不全パンデミック」の到来に危機感が強まる中、新薬や最新技術の登場により心不全治療は大きく変わりつつある。令和時代の心不全治療、その最先端を追う。

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