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学会トピック◎第85回日本循環器学会学術集会(JCS2021)
基本治療薬で効果不十分な心不全、次の一手は
「急性・慢性心不全診療ガイドライン」が部分改訂

九州大学の筒井裕之氏

 「急性・慢性心不全診療ガイドライン(2017年版)」が部分改訂され、ARNI(サクビトリルバルサルタン、商品名エンレスト)やSGLT2阻害薬(ダパグリフロジン、商品名フォシーガ)など、ここ1~2年の間に慢性心不全の適応を取得した薬剤の推奨が新たに加えられた。第85回日本循環器学会学術集会(3月26~28日、パシフィコ横浜とウェブのハイブリッド開催)で九州大学循環器内科学の筒井裕之氏が、学術集会初日に公開された「2021年 日本循環器学会(JCS)/日本心不全学会(JHFS)ガイドライン フォーカスアップデート版 急性・慢性心不全診療」の主な改訂点を説明した(全文はこちら)。

 今回のフォーカスアップデートは、慢性心不全の治療に関連した改訂が柱の1つになった。その内容は、改変された「心不全治療アルゴリズム」(図1)を見ると把握しやすい(主な改訂点一覧は記事最後に掲載)。

連載の紹介

シリーズ◎心不全を克服せよ
心不全患者が急増する「心不全パンデミック」の到来に危機感が強まる中、新薬や最新技術の登場により心不全治療は大きく変わりつつある。令和時代の心不全治療、その最先端を追う。

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