日経メディカルのロゴ画像

医師の起業◎iMed Technologies CEO河野健一氏の場合
時間を忘れて夢中になれることをビジネスに
「手術支援AI」を開発する医師兼エンジニア

こうのけんいち氏●1996年東京大学理学部数学科卒、2003年京都大学医学部卒。倉敷中央病院、九州医療センター、昭和大学藤が丘病院などを経て、2019年にiMed Technologiesを設立し、代表取締役CEOを務める。脳血管内治療指導医、脳神経外科専門医、脳卒中専門医、MBA(グロービス経営大学院)。

 脳血管内治療をリアルタイムで支援する人工知能(AI)を開発するiMed Technologies(東京都文京区)。「世界に安全な手術を届ける」ことを目標に、脳神経外科医の河野健一氏が2019年4月に設立した。東京大学理学部数学科卒というユニークな経歴を持つ河野氏が、医師を志し、さらには医療業界で起業に至った理由とは──。

 高校時代に数学オリンピック日本代表に選出されるなど、自他共に認める数学少年だった河野氏。大学の数学科進学後は、大好きな数学の勉強に没頭した。大学を卒業し、数学科の同級生が大手企業や銀行に就職していく中、河野氏は京都大学医学部に入学することを決める。当時は、自身が学んできた数学を直接生かせる就職先がなさそうだと感じていたからだ。そのため、「現場で直接役立つことが目に見える分野として医療に進もうと思った」と、河野氏は医学部進学の理由を語る。

連載の紹介

シリーズ◎医師のキャリアチェンジ
転職、転科、診療所開業……。医師がキャリアを積む過程で、それまでの方向性を大きく変えるケースは少なくありません。医師のキャリアチェンジの最新動向や成功のポイントなどを、実例を交えながら紹介します。

この記事を読んでいる人におすすめ