開業医人生の終盤に訪れる最大のイベントが事業承継だ。親子間承継や第三者承継に向けた準備段階や、承継前後の場面でやってしまいがちな失敗のエピソードとともに、そこから得られた教訓を見ていこう(エピソードは実例を基に一部脚色しています)。

 地方都市にある整形外科クリニックの院長A氏(70)には、消化器外科医で現在は他県のがん診療連携拠点病院で働く息子(43)がいる。開業し、医療法人を設立した当初から、いずれは法人を息子に継がせる気満々だったA氏。医療法人の名称に、A氏と息子の名前を1文字ずつ入れるほどの入れ込みようだ。

息子に承継させたい院長が取った余計な行動の画像

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