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トレンド◎拒絶反応のメカニズムを解明
移植医療で懸念される拒絶反応の解決に光明
臓器不足の問題がない異種移植も実用化に向けて大きく前進

 肝不全や腎不全、心不全に対する根本的な治療である臓器移植の課題にドナー不足がある。その解決のため、血液型の異なるドナーからの臓器移植(血液型不適合移植)が広がりつつあるほか、ブタなどの動物由来の臓器を使った異種移植の研究が進められているが、こうした血液型不適合移植や異種移植には拒絶反応が懸念される。免疫抑制薬の多剤併用と抗菌薬の予防投与である程度管理できるが、長期間継続するのは難しい。しかし、今年8月、この難治性の拒絶反応が制御可能になると期待される新たな成果が国内から発表された(Sakai et al, Am J Transplant . 2020 Aug 31. Online ahead of print)。研究を主導した広島大学消化器・移植外科学教授の大段秀樹氏に詳しい話を聞いた。


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