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特集◎新専門医制度時代の学会と専門医《9》
なぜ人気? 会費がバカ高い米国の学会

 医師からは学会に対して、「学術集会の参加費や会費が高い」「学会に入っている意味がない」との愚痴も多く聞こえてくる。だが、少なくとも年会費や参加費の面では、「日本は高い」とは言えないようだ。

 例えば日本内科学会の年会費は9000円で、学術集会の参加費は会員で1万円。それに対して、米国内科学会(ACP)の年会費は卒後8年以内で260ドル(約2万8800円)、それ以上になると540ドル(約5万9800円)にはね上がる。年次総会の参加費も会員で759ドル(約8万4000円、早期申し込みの場合は679ドル)と高額だ。

 それでも、「ACPの総会に参加するのを毎年楽しみにしている」と話すのは現在、米国でホスピタリストとして働く石山貴章氏。「確かにACP総会の参加費は高いが、それだけの価値がある。『ポスターセッションを眺めて、その後は観光する』という雰囲気ではない」という。米国でも専門医資格の更新のためには日本と同様に“単位数”を稼ぐ必要があり、総会でレクチャーを聴くのもその手段の1つ。だが、米国の場合、例えば日常診療でup to date を使っても、“単位”は稼げる。普通に日常診療を行って、ウェブサイトで勉強をすれば、学術集会に参加しなくても専門医は更新できるレベルだ。

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