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COVID-19への対応を機能評価係数IIで評価を
中医協委員から要望、地域医療係数の体制評価に設定可能か今後検討

 厚生労働省は6月17日に開催した中央社会保険医療協議会(中医協)総会で、2020年度診療報酬改定を踏まえたDPC/PDPS(診断群分類別包括評価支払い制度)の現況報告を行った。2020年4月時点でのDPC対象病院は1757病院(前年度比30病院増)、DPC準備病院は249病院(同10病院減)となった。DPC算定病床数は、対象病院が約48万床(同約0.1万床増)、準備病院が約2.2万床(同約0.2万床減)だった。また同日の会議では中医協委員から、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)への対応を機能評価係数IIの中で評価するよう要望が上がった。

 2020年度改定では、機能評価係数II地域医療係数の評価項目に「新型インフルエンザ対策」が新設され、新型インフルエンザ患者が入院する医療機関には、体制評価として0.25ポイントが付与されることになった。中医協委員会からは、「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対応している医療機関についても同様に機能評価係数IIで評価してはどうか」「手間のかかる新型コロナウイルス感染者等情報把握・管理支援システム(HER-SYS)への対応を無報酬で行っている。こうした対応にも機能評価係数II等での評価ができないか」との意見が挙がった。厚労省は「今後、診療報酬改定の議論の中で検討する」とした。HER-SYSとは、新型コロナウイルス感染者等の情報を電子的に入力、一元的に管理し医療機関・保健所・都道府県等の関係者間で共有するシステム。COVID-19患者の入院の受け入れやPCR検査を行う医療機関がCOVID-19の発生届や入院患者の状況報告を行っている。

 現況報告と合わせて、全DPC対象病院の機能評価係数IIの内訳も公表(こちら)。両立が難しいと言われる「効率性係数(在院日数の短縮を評価)」と「複雑性係数(1入院当たりの医療資源投入の観点から見た患者構成への評価)」に着目し、上位3つの医療機関をまとめると表1の通りとなった。

表1 効率性係数・複雑性係数・効率性係数+複雑性係数の上位3病院
(2020年度第462回「中央社会保険医療協議会総会資料」より編集部作成)

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