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先進医療から差額ベッドなどと同じ扱いに移行
「白内障への多焦点眼内レンズ」が選定療養に

 厚生労働省の中央社会保険医療協議会が12月13日に開かれ、白内障に対する多焦点眼内レンズの使用を2020年4月から選定療養に位置付けることが大筋で了承された。多焦点眼内レンズと単焦点眼内レンズの材料費の差額部分を自費負担にして、単焦点眼内レンズを用いた水晶体再建術に関する保険診療(片眼で1万2100点)との併用を認める形になりそうだ。

 多焦点眼内レンズを用いた水晶体再建術は、2008年から先進医療の対象とされている。手術費用と材料費は自己負担で大体40万~60万円(片眼)、その他の検査料、薬剤料、入院料は保険適用される仕組みだった。

 2020年4月から適用される選定療養も、保険診療と組み合わせて患者に提供できる制度。現在は「病院の差額ベッド」「予約診療」「歯科の金合金」「大病院の初再診」など10項目が定められている。選定療養への移行は、日本眼科学会と日本眼科医会がこれまで共同提案してきており、今回はその提案が受け入れられた形だ。

 選定療養への移行に合わせて、適正な実施を促す観点から、(1)患者に対して本療養のメリット・デメリット、費用などについて十分な情報提供を行うこと、(2)患者から徴収する費用を妥当適切な範囲とすること、(3)関連学会が定める指針を遵守すること──の3つの対応を求めることが条件とされた。

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