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シリーズ◎2020診療報酬改定
回リハ病棟の実績指数、基準の引き上げ検討
支払い側は入院料2・4・6での要件化求めるも診療側から反対相次ぐ

 厚生労働省中央社会保険医療協議会中医協)は2019年12月6日の総会で、回復期リハビリテーション病棟入院料など入院医療について議論した。リハビリのアウトカムを評価する指標であるリハビリテーション実績指数について、基準の引き上げが厚労省から提案された。支払い側委員は基準の引き上げに加え、現在は実績指数の要件がない入院料2・4・6での要件化も求めたが、診療側委員からは反対意見が相次ぎ、結論には至らなかった。

 回復期リハビリ病棟では、リハビリのアウトカムを評価する指標として実績指数が用いられている。入棟時から退棟時までのFIM機能的自立度評価法)得点の変化(以下、FIM利得。実績指数の算出には運動項目のFIM利得を用いる)と入院期間を基に算出する。リハビリで機能を改善させたり、疾患ごとに設定されている入院日数の上限よりも早く退棟させれば、実績指数は高くなる。現在、回復期リハビリ病棟入院料1の施設基準で「実績指数37以上」、入院料3・5では「同30以上」であることが要件化されている。厚労省の調査によると、2018年10月時点の実績指数の平均値は入院料1が48.2、入院料3が43.0、入院料5が39.8と、いずれも基準を10ポイント近く上回っていた(関連記事:回リハ病棟、FIM得点の患者への説明を要件化か)。

 厚労省は前回の議論を基に、回復期リハビリ病棟入院料の評価にかかる論点を提示(図1)。実績指数については、実態を踏まえた基準の見直しが提案された。

図1 回復期リハビリ病棟入院料にかかる論点
入院料1・3・5の実績指数の基準の引き上げ、入院患者の発症後の期間にかかる要件の見直しが提案された。 ※クリックで拡大します。
(出典:第439回中央社会保険医療協議会総会資料)

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