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ニュース◎2020診療報酬改定
地ケア病棟の実績要件「見直し必要」の意見多く
入院医療分科会、地ケア病棟と回復期リハビリ病棟について検討

 厚生労働省の中央社会保険医療協議会・入院医療等の調査・評価分科会(以下、入院医療分科会)は7月25日、2020年度診療報酬改定に向けて地域包括ケア病棟や回復期リハビリテーション病棟の入院料のあり方などについて議論した。地域包括ケア病棟では「実績要件のクリア状況」や「リハビリ提供の実態」、回復期リハビリ病棟では「栄養評価の実施状況」や「退棟後の介護サービスへのつながり」――が主な焦点となった。

 地域包括ケア病棟は、2018年度改定で入院料(入院医療管理料を含む)1~4に再編され、入院料1と3に実績要件が設けられた(図1)。実績要件の中でも「在宅医療等の提供」においては、①訪問診療、②訪問看護、③開放型病床の共同指導、④同一敷地内施設での介護保険における訪問介護、訪問看護、訪問リハビリなど――の4項目の実績基準のうち、少なくとも2項目を満たさなければならない。

 厚労省が①~④の実績基準のクリア状況を調べると、入院料1・3だけでなく、全ての入院料で①と④の基準を満たす病院が多く、②と③の基準を満たす病院はごくわずかだった(図2)。これを受けて委員からは、「要件の②と③はほとんど活用されておらず、在宅医療等の実績要件は見直しが必要ではないか」という意見が上がった。

図1●2018年度改定で再編された地域包括ケア病棟入院料の概要

図2●地域包括ケア病棟入院料の実績基準「在宅医療等の提供」のクリア状況

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