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シリーズ◎2020診療報酬改定
医療区分3患者の過半数が中心静脈栄養を受ける
約7割が3カ月以上にわたって実施、感染予防の観点から問題視する声も

 厚生労働省中央社会保険医療協議会診療報酬調査専門組織「入院医療等の調査・評価分科会」(会長:九州大学名誉教授の尾形裕也氏)が7月3日に開かれ、療養病棟入院基本料入退院支援について議論した。療養病棟入院基本料に関しては、患者の医療区分の分布や在宅復帰機能強化加算の算定状況などのデータが示された。

 2018年度診療報酬改定では、療養病棟入院基本料の看護配置が「20対1以上」に一本化された(関連記事:【慢性期】療養病棟入院基本料は看護配置20対1に一本化)。医療区分2・3の該当患者割合については、療養病棟入院料1で「8割以上」、入院料2で「5割以上」が要件化。さらに、医療区分3の評価項目である「医師および看護職員により常時、監視および管理を実施している状態」について、この項目以外に医療区分2・3に該当する項目がある場合に限り医療区分3とし、ほかに該当項目がない場合は医療区分2と取り扱うことになった。

 厚労省が改定後に実施した調査によると、医療区分2・3の該当患者割合は療養病棟入院料1で90.4%、入院料2で68.1%に上った(図1)。医療区分3の患者が該当する評価項目を見ると、入院料1・2ともに「中心静脈栄養」が最も多く、次いで「酸素療法(常時3L/分以上)」が多かった(図2)。入院料1で該当患者が多かった「中心静脈栄養」「酸素療法(常時3L/分以上)」「常時の監視・管理」については、調査基準日の3カ月前にも同じ処置を行っていた患者が約7~9割を占めた。

図1 療養病棟入院料ごとの医療区分
2018年11月から12月にかけて行われた調査によると、医療区分2・3の該当患者割合は、療養病棟入院料1で90.4%、入院料2で68.1%に上った。2017年度の調査に比べ、医療区分2・3の該当患者割合は上昇していた。 ※クリックで拡大します。
(出典:2019年度第4回入院医療等の調査・評価分科会資料)

図2 医療区分3の評価項目別の該当患者割合
2018年11月から12月にかけて行われた調査によると、療養病棟入院料1・2ともに「中心静脈栄養」が最も多く、次いで「酸素療法(常時3L/分以上)」が多かった。 ※クリックで拡大します。
(出典:2019年度第4回入院医療等の調査・評価分科会資料)

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