
いわた みつなが氏
1973年愛知県生まれ。98年名古屋市立大学卒。同大学病院麻酔科、名古屋大学病院老年科、協立総合病院内科を経て、名古屋掖済会病院救命救急センター勤務。2008年同病院副救命救急センター長、12年藤田保健衛生大学救急総合内科准教授、2014年から現職。著書に『救急外来でのキケンな一言』(羊土社)、『高齢者救急──急変予防&対応ガイドマップ』(医学書院)など。
未曾有の超高齢社会を迎え、高齢者の救急受診が急増している。その回避は医療施設の負担を減らすだけでなく、本人のQOLや予後にも好影響を与える。在宅高齢者の救急搬送の実態や容体急変時の対応、救急搬送を減らすための手立てなどについて、老年医学にも精通する救急の専門家に聞いた。