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短期集中連載◎なぜ今『救急×緩和ケア』なのか part V
救急外来での「悪いニュース」の伝え方
意思決定支援はどのようにすべきか

2019/11/18
片桐 欧(飯塚病院救急科)

片桐 欧(かたぎり おう)氏。認定内科医。東京都出身。2014年3月帝京大学医学部を卒業後、湘南鎌倉総合病院にて初期研修医を修了。2016年4月より飯塚病院総合診療科で後期研修を行い、2018年にはチーフレジデント、同年ベスト後期研修医賞を受賞。2019年4月より飯塚病院救急科で勤務。

 Advance care planning(以下ACP)の重要性が叫ばれるようになった昨今、適切なACPのためには開始するタイミングが重要と言われる。患者が外来へ通院している時期が一番良いとされているものの、予後の予測が困難なことに加え、患者に与え得る不安や時間的制約もあり、外来でのACP実施はなかなか難しい。

 実際は、入院を契機に終末期ケアの話をすることが多いが、重症患者が危機的状態でERに搬送された場合は、重要な決定をする時間が短く、患者と臨床医の関係を築く時間も少なくなる。そのため、コミュニケーションがうまく図れず、重症患者とのコミュニケーションは非常に困難であるとされている1)

 以下のようなケースの家族に、どのような点に注意して説明を行うのが良いと考えられるか、一緒に考えていただければと思う。

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