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短期集中連載◎なぜ今『救急×緩和ケア』なのか part V
なぜ間質性肺炎に緩和ケアが必要なのか

2019/09/26
友田義崇(済生会福岡総合病院 総合診療部)

友田義崇(ともだ よしたか)氏。2001年 広島大学医学部卒。吉島病院、呉共済病院忠海分院、東京大学疾患生命工学センター 放射線分子医学、広島大学病院、北九州総合病院 総合内科・呼吸器内科を経て2017年より現職。博士 (医学)。

 筆者は現在、急性期病院で総合診療医として診療に当たっている。その一方で、呼吸器内科専門医の「顔」も持つ。このように「複数の顔」を持つことは、高齢化社会を迎えた医療において必須だと考えている。例えば高齢者の間質性肺炎では、呼吸器専門医と総合診療医という2つの顔が力を発揮する。

 間質性肺炎と聞くと、どうしたらいいのか分からない――。こう感じる方は多いのではないだろうか。診断・治療ですら苦慮することの多い間質性肺炎だが、COPDと同様に緩和ケアが必要な疾患でもある。しかし、緩和ケアを行うには様々な障壁がある。今回は、なぜ間質性肺炎に緩和ケアが必要なのか、そしてなぜ緩和ケアを行うことが難しいのかの2点について述べたいと思う。

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