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短期集中連載◎なぜ今『救急×緩和ケア』なのか part IV
化学療法と緩和ケアは患者さんを支える両輪
“Hope for the best, and prepare for the worst”の重要性

2019/05/20
八木 悠(飯塚病院血液内科)

著者の八木悠氏

 免疫チェックポイント阻害薬が登場してから、癌診療は今までに増して目まぐるしく変化している。血液疾患でも新規の治療薬が続々と開発され、日々治療が進歩している。血液疾患の特徴は、化学療法により治癒を目指すことができる一方で、血液毒性も強く感染症などの合併症のリスクもあって治療中に急激に状態が悪化することもあり得る点である。そのような血液疾患の終末期を考える中で、全ての疾患の診療において必要な、“Hope for the best, and prepare for the worst”(最善を期待し最悪に備える)1)に基づいた、アドバンス・ケア・プランニング(ACP)の重要性が見えてくると筆者は考える。普段、血液疾患や癌診療に携わることが少ない医療者にこそ、ぜひお伝えしたい点である。

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