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短期集中連載◎なぜ今『救急×緩和ケア』なのか partII
救急外来は緩和ケアが介入するチャンスだ

2018/10/02
大屋 清文(飯塚病院 緩和ケア科)

飯塚病院 緩和ケア科の大屋清文氏

 救急と緩和ケアは、医療の中でも対極にあるような、相容れないもの同士という印象を持たれることが多い。「救命」を目指す現場では、緩和ケアなんて二の次で必要ないのではないか、といった声が聞こえてきそうだ。

 だが、時代が変われば社会のニーズも変わっていくものである。図1は消防庁が発表している救急・救助の現況に関する報告1)だ。年を追って救急搬送患者数は増えており、搬送される人の実に半分以上が高齢者になっている。よく考えていただきたい。彼らが救急搬送されて望むことは、果たして「救命」だけなのだろうか。

図1 救急・救助の現況に関する報告の推移(消防庁)

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