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特集◎かかりつけ医の未来《事例編3》
病院主治医が在宅夜間対応、負担軽減の工夫も
日扇会第一病院(東京都目黒区)

 「周辺に大病院が幾つもある地域で、当院が担うべき役割とは何なのか」──。日扇会第一病院(70床)の八辻賢氏は、2013年の院長就任前、これからかじ取りを担う病院の「立ち位置」に思いを巡らせていた。

 同病院は、一般病棟30床(うち地域包括ケア病床7床)、療養病棟40床の構成だ。八辻氏は横浜市立大学を卒業後、東京女子医科大学消化器内科に入局。同科の助教などを経て日扇会第一病院に入職、父親(現理事長)の後を継ぎ、37歳で3代目の院長となった。

 冒頭の自問に同氏が出した答えは、「かかりつけ病院」として地域貢献すること。「この地で病院を続けられたのは、かかりつけ医機能が評価されたからではないかと考え、当院の使命として前面に掲げていこうと決めた」。

 病棟では、入院が必要になった外来患者の他、近隣の基幹病院などを退院した患者を受け入れ、自宅にスムーズに復帰できるよう支援。在宅医療に移行した患者は24時間体制でフォローし、状態が悪化したら速やかに病棟で受け入れる。そうした役割を発揮できるよう、スタッフを増員したり診療体制を見直してきた。

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