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特集◎かかりつけ医の未来《プロローグ》
活発化する「かかりつけ医」論議

 来年4月の診療報酬改定を議論する中央社会保険医療協議会(中医協)では今、入院や外来、在宅医療などの点数評価の在り方に関し活発な議論が行われている。各分野の「横断的事項」の1つに掲げられたのが「かかりつけ医機能」だ。2月22日の総会では、「より多くの患者がかかりつけ医機能の下、安心して療養でき、また、かかりつけ医の負担軽減にも資するような医療提供体制の構築」をどのように考えるかという課題案が示された。

 かかりつけ医機能を評価する点数としては既に、複数の慢性疾患を有する患者を包括的に診ることを評価した「地域包括診療料」「地域包括診療加算」(詳細は後日公開予定)などが設けられており、そうした項目の見直しが焦点になりそうだ。

不足する在宅医療の担い手
 かかりつけ医機能は中医協だけでなく、他の審議会などでも検討課題になっている。そもそも、そこで議論されているかかりつけ医とは、どのような医師を指すのか。

 日本医師会と四病院団体協議会は2013年、「医療提供体制のあり方」と題した合同提言を取りまとめ、かかりつけ医の定義を示した()。現在の中医協の検討は、この定義に基づき行われている。

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