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特集◎検査の賢い減らし方《ケース2》
慢性蕁麻疹の42歳男性に特異的IgE検査を実施?

 Choosing Wiselyキャンペーンで指摘された、時に患者に不利益を与える価値の低い検査。日常診療で遭遇しがちな肺血栓塞栓症、蕁麻疹、頭部外傷の症例を基に、実際に検査をどう賢く選んでいくかを実際に考えてみよう。

Q 蕁麻疹の原因を調べるために、特異的IgE検査を実施する?

ケース2:Bさん、42歳男性。
 夜になると痒みを伴う膨疹様皮疹が腕や脚に出るが、数時間で消える。「このような蕁麻疹が2カ月以上続いている」と、これまで通っていた内科での治療に満足できず、別の内科診療所を受診した。そこで「蕁麻疹の原因を詳しく調べてほしい」と訴えた。

【所見・既往歴など】
 身体所見は正常。皮疹が出現している間に喘鳴や気分不良はない。
 病歴聴取で原因となる物質や誘因は不明。
 システムレビュー(ROS)では蕁麻疹以外で陽性症状はない。
 手術歴や内服歴、アレルギー歴はない。

出題:徳田安春氏(群星沖縄臨床研修センター)

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