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特集◎認知症は減らせる《社会参加で発症予防》
自力で家事&人との対話で認知機能の低下を防げ

 「認知機能は下がる一方とは限らない。認知症予防を目的にした取り組みへの参加や生活習慣を改善することで、MCIと一度判定された患者でも、認知機能を維持・改善できる可能性はある」。こう話すのは国立長寿医療研究センター予防老年学研究部長の島田裕之氏だ。

 島田氏らは、愛知県大府市の65歳以上の住民4153人のうち、試験開始時にMCIと判定された740人を対象に4年間の追跡研究を実施。その結果、認知症に進行したのは14%にとどまり、46%は正常範囲の検査結果に戻っていた。この結果について、島田氏は「大府市は認知症予防を目的とした運動教室を開くなど、健康意識を高めるための取り組みに長けている地域だ。こうした環境が影響した可能性がある」と説明する。

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