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特集◎人工知能は敵か味方か《医師のホンネ3》
AIはあくまで医師の診断を助ける良きツール
山中克郎氏(諏訪中央病院院長補佐/総合内科)に聞く

 技術革新のスピードは速い。あと5年か10年もたてば、受付には予診を取るためのロボットが置かれ、外来診療は大きく変わるだろう。

 例えば、患者が外来受付にやって来ると、ロボットが「今日はどうしましたか?」と尋ねる。ロボットは患者と対話を重ね、その場でトリアージを行い、必要な検査をリストアップして検査室へ患者を誘導する。

 検査を受けた患者が診察室に入ってくれば、来院時の所見や検査結果だけでなく、他院を含めた過去の受診歴、処方歴などが集約されて画面に表示され、医師はそれを見ながら問診、身体診察を行う。問診で得た情報を登録すれば、幾つかの疾患が候補として提示されるし、見落としがちな疾患は赤字でアラートが出る。医師が疑わしい疾患をクリックすれば、最新のエビデンスに基づき鑑別に必要な検査項目や確認すべき所見が示され、その情報を踏まえてさらに問診や診察を進め、診断を付けた後には処方薬の候補も提示される──。こんな診療スタイルが夢物語ではなくなるかもしれない。

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