「患者が診察に来た時に得られるデータだけでは分からないことがある」。慶應義塾大学循環器内科特任助教の木村雄弘氏は日々、患者と向き合う中でそう実感している。診察日と診察日の間、患者の日常生活時のバイタルサインや自覚症状はどう変化しているのか。そこにこそ、循環器疾患を適切に診療するための重要なヒントが隠されているという。
この見えざる患者の姿を、身近なデジタルツールで把握できる時代が近づいてきた。その代表格がウェアラブル端末。体に装着するだけで心拍や活動量、睡眠状態などを連続的に測定できるデバイスだ(図7)。
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