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シリーズ◎2018診療・介護報酬同時改定
DPC地域医療係数の見直し方向を固める
中医協DPC評価分科会、がん、脳卒中、災害の2項目は1つにまとめる

 中央社会保険医療協議会中医協)の「DPC評価分科会」は9月28日、2018年度診療報酬改定に向けて機能評価係数IIについて議論した。(1)地域医療係数はより均一な評価となるよう項目を整理する、(2)保険診療係数は未コード化傷病名の使用割合が高い場合の減算評価基準を「20%以上」から「2%以上」に厳格化する、(3)効率性係数などで行っている分散が一定となるような統計処理を行わないことにする――などの方針が固まった。

 まず(1)地域医療係数について。地域医療係数は地域医療への貢献を評価するもので、5疾病5事業などの診療体制を評価する「体制評価指数」と、地域の全患者に対する各病院の患者シェアを評価する「定量評価指数」という2つの指数の合計で評価している。

 このうち体制評価指数は現在、図1図2の12項目について1項目最大1ポイントとして評価している。しかし、がんは「がん地域連携」と「がん拠点病院」の2つの項目があるのに対し、救急医療やへき地の医療などは1項目しかないため相対的に低い評価となっている。9月28日ではこうした点に着目し、2項目あるがん、脳卒中、災害については評価内容を整理して1項目にすることとした。

 また、「急性心筋梗塞の24時間診療体制」の項目は対象疾患を心血管疾患に変更。2017年7月の厚労省「脳卒中、心臓病その他の循環器病にかかる診療提供体制のあり方に関する検討会」のとりまとめ内容に沿って、脳卒中や心血管疾患では、地域ネットワークにおける「専門的医療を包括的に行う施設」と「専門的医療を行う施設」とに分けて、段階的な評価を取り入れる。

 災害では、「災害時における医療」「EMIS(広域災害・救急医療情報システム)」の2項目を1項目に整理しつつ、被災後に早期に診療機能を回復できるようBCP(業務継続計画)の整備に関する内容も評価に導入する方向となった。

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