熊本地震では、災害時要支援者(いわゆる災害弱者)への対応でも、幾つかの課題が見えてきた。精神科単科病院に対する医療支援はその1つ。熊本地震では、大量搬送を必要とした医療機関のうち、半数以上を占める7施設が精神科の医療機関だった。
「東日本大震災で精神科単科病院への支援が遅れ、何人もの患者が搬送中に死亡した経験から、EMISへの登録に向け、調整を進めていたところで地震が起きてしまった」──。災害派遣精神医療チーム(DPAT)事務局次長の渡路子氏の言葉だ。
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