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特集◎目指せ!フルマッチ《4》研修医獲得の「傾向と対策」(その2)
学生実習から県内の病院になじませる

県を挙げての勧誘
学生実習で市中に送り出す

 研修病院同士は、必ずしもライバル関係にあるわけではない。特に地方の医学部では、自らの付属病院のマッチングは二の次とし、学生を県内にとどまらせることを優先させる動きが出てきた。医学生の市中病院志向が高まり続けるのならば、県外に流出するよりは県内にとどまってもらう方が、後期研修で自大学に入局する医師が増えると期待できるからだ。

 最近増えている医学生の学外実習には、学生のうちから県内の病院やスタッフになじませ、病院見学の際の抵抗感を和らげるという側面がある。例えば福島県立医大は、実習先として県内の研修病院と提携し、医学生を積極的に市中に送り出している。そのかいもあって、福島県内のマッチ者数は震災直後の2011年秋こそ落ち込んだものの、2015年は96人まで増加し震災前より多くなっている。

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