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特集◎院内感染対策の常識を疑え《8》
「抗MRSA薬の使用削減」だけがゴールではない

 耐性菌出現を抑制する観点から求められる、抗MRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)薬や広域スペクトラムの抗菌薬の適正使用。多剤耐性菌による院内感染事例が相次いだことなどを受けて、2012年度診療報酬改定で新設された「感染防止対策加算」には、これらの薬剤が本当に必要な症例のみに適切に用いられるように「届け出制」や「許可制」を導入することが、算定要件の1つとして盛り込まれた。

 その結果、現場では臨床医の処方がこれらの仕組みによって機械的に制限されるようになり、一方でその成果として、抗MRSA薬や広域抗菌薬の処方数や使用量が減ったとの報告が、院内の感染制御チーム(infection control team:ICT)などから示されるようになった。

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