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特集◎院内感染対策の常識を疑え《3》
術衣脇下部分からの感染にも要注意

 手袋と同様、SSI対策で重要な役割を果たすガウンに、手術時間や手術内容などに応じた複数の規格があることをご存じだろうか。

 ガウンの世界的な規格としては、米国医療機器振興協会が定めた「AAMIレベル」があり、レベル1からレベル4までの4規格が存在する。レベルが上がるほどバリア性能が上がり、血液や体液などを透過させにくくなる。例えば、レベル2は素材の浸透性がある程度あり、予想される血液量が少量(100mL以下)、予想手術時間は1時間未満、手術内容は鏡視下手術・ヘルニア手術など。レベル4は全く浸透しない素材で、予想される血液量は多量(500mL以上)、予想手術時間は3時間以上、手術種類は肝膵切除術、整形関節手術、人工血管置換術などといった具合だ。

 三重大はレベル3と4のガウンを用意し、手術内容によりガウンの使い分けを行っているという。

部位によってバリア性に違い
 AAMIレベルの高いガウンほど通気性が悪くなるため、メーカーによっては着心地を改善するために、腋下部分や首下などの部分の加工を一部変更しているケースがある。

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