
すがや のりお氏
1947年東京都生まれ。72年慶應義塾大学卒業後、同大小児科学教室入局。80年杏林大小児科講師、慶應大小児科に帰局し、医学博士取得(インフルエンザ抗体検査法の研究)。81年日本鋼管病院小児科長。2002年神奈川県警友会けいゆう病院小児科部長。06年WHO鳥インフルエンザ薬物治療ガイドライン委員。慶應大客員教授。(写真:秋元 忍)
ここ数年、インフルエンザワクチンの効果減弱が指摘され、接種率の低下を危惧する声も聞かれる。海外ではワクチン接種で高齢者の死亡はほとんど減らないとの報告も出ている。今シーズンの流行に対してワクチンは有効なのか、インフルエンザ対策のエビデンスに詳しい菅谷氏に聞いた。