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特集◎目からウロコのエコー活用術《実践篇2》
尿が出ない? 投薬の前にまず膀胱エコー

 気軽にできるエコー検査は、病棟や在宅で問題になりがちな褥瘡や肋骨骨折などの病状評価にも使える。ここでは尿量低下を例に、エコーを使った原因探索法を紹介しよう。

 エコーの動画学習サイトを見ていたら、看護師の音山絵子さんから呼ばれた。「江古田先生、尿が出ていない患者さんがいます。利尿薬投与でよいですか?」。おっ、「尿量低下のときはすぐ呼んで!」と話したのを覚えていてくれたらしい。こんなときこそエコーの出番だ。

 患者さんの元へ。尿カテーテルを留置しているが、確かに尿量が少ない。早速、膀胱にプローブを当ててみる。「あれ?」。膀胱には尿がたまっている。つまりカテーテルに問題がある可能性が高い。「あっ、カテーテルが折れてる!」。折れ曲がっていたのを戻し、カテーテルを洗浄すると尿排泄が確認された。「エコーって便利ですね」と音山さん。うん、そうなんだよ!

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