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特集◎目からウロコのエコー活用術《実践篇1》
1分で判断! CTの前にさっと救急エコー

 疾患の有無や重症度をエコー検査で迅速に評価し、治療方針を決める「救急エコー」。細かな描出テクニックにこだわらず、必要最低限の情報を手早く得るのがコツだ。

 今日は当直。日ごろの練習成果を見せる日がやってきた。これまでは正直、当直日は憂鬱だった。でも今日はわくわくしている。これだけでもエコーを勉強したかいがある。

 「江古田先生、急患です!」。コールがあり慌てて駆けつける。もちろんエコーは忘れずに。患者は20歳代の若い男性。痩せ型で、胸部痛と呼吸苦を訴えている。「あっ、これは!」。プローブを胸の一番高い部分に当てる。「胸膜ラインが動いていない。気胸だ!」。緊急処置は必要か?走査範囲を広げ、正常肺と気胸肺の境を探す。「あった!」。

 幸い気胸の範囲は小さい。緊急処置は必要なさそうだ。

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