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特集◎「良くない知らせ」の伝え方《ケース編》
【Case8】在宅での看取りを「遠方の親族」に説明する

「家では無理!入院させろ」
医師に詰め寄る遠方の親族

 食道癌の75歳男性。開胸手術で肝転移、さらに下咽頭にも原発癌が見つかり、積極的治療は難しいと判断。本人の希望もあり、家族への説明を経て退院。在宅での終末期治療に移行した。新たに主治医となった診療所のH医師は、訪問診療時に家族から「遠方に住む患者の妹に、『こんな状態で自宅で看病できるわけがない。今すぐ入院させろ!』と怒鳴られた。次回、先生から説得してほしい」と頼まれた。どうやら患者の妹は患者本人の容体を理解しておらず、既にターミナルケアに入っていることを突然知って受け入れられなかったようだ。H医師は「本人や家族は治療方針に納得しているのに、どう説明すればいいんだ」と悩み始めた。

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