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特集◎医療事故調で現場はどうなる(1)総説
スタート間近! 医療事故調って何だっけ?

 昨年6月、「医療事故調査制度」を盛り込んだ改正医療法が成立した。これにより、今年10月からは病医院や助産所で「予期せぬ死亡事故」が発生した場合、民間の第三者機関への報告と、事故の原因究明・再発防止を目的とした院内調査の実施が義務付けられる。対象施設数は約18万。

 医療従事者みなに関わる制度がもうすぐ始まろうとしているのに、実はそれほど知られていないようだ。日経メディカル Onlineの医師会員を対象にしたアンケートでは、およそ4割が「制度の名前は聞いたことがあるが、いつ始まるかも知らなかった」と回答。「そんな制度が開始されることも全く知らない」という回答も3割を占めた(「医師1000人に聞く」参照)。だが、事故調の制度が開始されればそんなことは言っていられない。

「予期せぬ死亡」は院長が判断
 では、事故調の制度がスタートした後、実際に医療事故が起きた場合、どのような展開をたどるのか。今年3月に示された省令・通知案を基に調査の流れを見ていこう(図1)。

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