日経メディカルのロゴ画像

シリーズ◎2016診療報酬改定
【在宅】在宅専門診療所、要件に大幅な縛り
「重症患者割合が5割以上」などの要件を満たせない場合は低い点数を算定

 2016年度診療報酬改定では、在宅医療の質・量の向上を図る観点から、評価体系が大きく見直された。これまで、患者の重症度にかかわらず一律の点数だった「在宅時医学総合管理料」(在医総管)といった管理料について、患者の状態や診療内容、居住場所の人数などによって評価を細分化。「在宅専門診療所」の開設も新たに認められたが、要件を満たさない場合は現行の管理料より低い点数が設定されるなど、厳しい改定となった。

 在医総管は、在宅で療養を行う患者に対するかかりつけ医機能を評価した点数。患者ごとに療養の計画を立て、月2回以上の定期的な訪問診療を行い、総合的な医学管理を実施した場合、月1回算定できる。今回の改定では、(1)月1回の訪問診療で算定できる管理料を新設、(2)重症度の高い患者に対する点数の新設、(3)同じ建物の中で診ている患者の人数に応じた点数の細分化――などが行われた。

 具体的には、癌の末期やスモン、脊髄損傷の患者、人工呼吸器や気管カニューレを使用している患者などが「重症度の高い患者」とされ、該当患者の管理料が引き上げられた。さらに、同じ建物の中で診ている患者の人数が「1人」「2~9人」「10人以上」の3段階に分けられ、異なる管理料が設定された(図1)。

この記事を読んでいる人におすすめ