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特集◎日常診療に潜む危険《医療被曝 2》
自前の防護具で放射線から我が身を守る

 放射線医療の活躍の場は、消化器領域にも広がっている。例えば、内視鏡的逆行性胆管膵管造影(ERCP)が代表例だ。

 広島赤十字・原爆病院(広島市中区)消化器内科では、増える女性医師を支援する環境づくりも意図して、ERCP時の放射線量の低減策に取り組み成果を挙げている。

メガネ、プロテクターも併用
 同科では2011年から、医療者の被曝線量を少なくする対策を強化した。同年9月に導入した放射線防護具(後述)もその1つ。同院の副院長も務める古川善也氏が主導して作成した。

 古川氏は、放射線の低減策に取り組んだきっかけを2つ挙げる。1つは、自身の被曝線量が院内で最も多かったこと。ERCPにおいて術者を一手に引き受けていた時期が長かったことも影響している。増加するERCP件数に対応するには被曝線量の低減が待ったなしだった。

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