日経メディカルのロゴ画像

特集◎日常診療に潜む危険《血液曝露》
増加する手術室での針刺し・切傷

 日常診療では、血液曝露の原因となる針刺し・切傷にも十分に注意を払う必要がある。実は、針刺し・切傷は、そんなにまれなことではないのだ。

 沖縄県立中部病院感染症内科の椎木創一氏らは、院内の針刺し・切傷の実態を調べ、その成果を2月に神戸市で開催された日本環境感染学会で報告した。結果を見ると、年間442件の報告があった。職種別では研修医が196件と最も多く、看護師が101件、医師も92件と続いていた。

 事例を詳しく調べたところ、研修医では採血時に多く、意外にも安全装置付きの翼状針による受傷が目立った。理由を探ると、翼状針の使い方に不慣れだったことに加え、患者側の要因も浮かんだ。高齢患者で、急に体を動かすことによる「不慮の抜針」の割合が増加していたのだ。

この記事を読んでいる人におすすめ