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特集◎辞めない女医のつくり方<対策編2>
キャリアアップしたいと思わせる「使命感」を醸成
「働き続けられる職場」はこうつくる

写真1 秋田大での授業風景(提供:蓮沼氏)

学生時代に男子も交え、キャリアの多様さ学ぶ
 「外科系診療科で専門医を取得した女性医師。さらに専門を深めようと思っていた矢先、上司から半年ほど海外に勉強に行ってもいいと言われた。夫も医師で、子どもは3歳。海外に長期間研修に行くことは想定していなかったが、若いうちに技術を身に付けたいとも思う。さてどうする」──。

 秋田大学医学部では、1、3年生を対象にキャリアについて考える授業を行っている(写真1)。冒頭のケースは、授業で提示するシナリオの1つ。どういうキャリアパスが良いかを、グループで話し合う。「たくさんの意見を聞くことで、価値観に多様性があることを知るのが狙いであって、結論は出さない。低学年の時期だからこそ、私たち医師にとっても新鮮な意見が出るし、学生たちにとっては将来を考えるきっかけになる」。授業を担当する秋田大総合地域医療推進学講座准教授の蓮沼直子氏はこう説明する。

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