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特集◎今冬のかぜ診療《3》ワクチン同時接種
肺炎球菌ワクチンを同時接種してもよい?
⇒ ○ ワクチン併用で肺炎予防効果が増強

 インフルエンザの二次感染で肺炎を引き起こせば、死亡につながる恐れがある。2014年10月、成人用肺炎球菌ワクチンが原則65歳以上の高齢者で定期接種化され、公費負担によって接種を受けられるようになった。インフルエンザワクチンに加えて、肺炎の主な原因となる肺炎球菌のワクチン接種についても新しいエビデンスが蓄積されてきている。

 例えば、名古屋市立大学の鈴木幹三氏らは、高齢者へのインフルエンザワクチンと肺炎球菌ワクチンの併用で、肺炎予防効果が増強されることを示している。

 宮城県医師会の清野正英氏や東北大学加齢医学研究所抗感染症薬開発研究部門教授の渡辺彰氏らは、東日本大震災後、日本赤十字社と宮城県医師会の共同事業として高齢者を対象に23価肺炎球菌ワクチンの接種を実施。23価肺炎球菌ワクチンと同一日にインフルエンザワクチンも接種した4665例で副反応が出現した例はなかったことを報告している(清野正英ら.感染と抗菌薬.2012;15:401-9.)。

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