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特集◎小外科スキルは 離島に学べ!《4》ばね指への腱鞘内注射
ばね指は屈曲腱周囲にステロイドを注入
エコーで指の屈曲動作を確認

 離島での処置が評判を呼び、患者が治療を受けるために島外からはるばるやって来るケースもある。

 指を曲げたり伸ばしたりするときに引っ掛かりを感じ、ばねが弾けるように指が動く「ばね指」。腱鞘炎の一種で、指が伸びなくなったり、曲げ伸ばしのときに痛みを感じることがある。指の痛みだけではばね指とは診断できないが、曲げ伸ばしの動作から疑うことができる。

 ばね指の治療では、指を使い過ぎず安静にするよう指導したり、ストレッチの指導を行うのが基本。だがこうした指導だけでは症状が改善せず、満足できない患者は少なくないようだ。「出雲から隠岐島前病院まで治療を受けに来る患者もいる」と白石氏は話す。

 白石氏はばね指の疑いのある患者を診たら、指を曲げ伸ばしさせてエコーで屈曲の様子を確認し(動画1)、ステロイドと局所麻酔薬による診断的治療を行っている(動画2)。

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