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現行制度継続の場合、従来の指定施設でも専門医の育成が可能に
外科専門医、プログラム制開始の判断は7月末に

 日本外科学会は6月27日、学会ウェブサイト上で「新専門医制度に対する日本外科学会としての対応について」と題した声明を公表した。その中で、日本外科学会として2017年度の外科専門研修にどのように対応するかは、現在も協議を重ねている状況だとしている。ただし、2017年度から外科専門研修を開始する人の不安を早期に解消し、これ以上の混乱を回避するために、現時点での方向性として「2016年7月末を目処に十分に準備が整った場合、2017年度から新しいプログラム制を開始」すると示した。一方で、「2016年7月末までに十分な準備が整わなかった場合、2017年度は現行外科専門医制度による認定を継続」とした。

 2017年度に現行の外科専門医制度による認定を継続することになった場合は、現行制度の日本外科学会指定施設、関連施設であれば従来の単独施設による専門医育成も許容されることになるという。合わせて、既に新制度に向けて連携ネットワークを構成した研修施設群で専門医を育成することも許容される。

 外科領域では、2016年2月1日の締め切りまでに、外科専門研修プログラムは188プログラムが申請されていた。(1)プログラム参加施設が存在せず空白となっている2次医療圏の精査と空白回避(2)現行制度で指定施設、関連施設となっているが、新制度に参画していない施設への参加希望問い合わせとプログラム参加斡旋(3)National Clinical DatabaseNCD)登録数、指導医数に加えて地域性、プログラム規模を考慮した募集定員の適正化(4)500床以上の大病院だけで構成されたプログラムの是正と地域連携の推進――といったことに留意し、2016年5月にはプログラム1次審査を終え、日本専門医機構による2次審査を待つ状況だったという。

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